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THE BOARDROOM SHOWに行ってみた

2007年にカリフォルニアでスタートし、今回日本初上陸となる

THE BOARDROOM SHOWに行ってみた。

japan.boardroomshow.com

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会場は東京流通センターの第一展示場という

普段サーフィンとはおおよそ縁の無い場所である。

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中ではハンドシェイプカスタムボードカルチャーの主役といえる

各ブランクスメーカーの出展や

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各種ボードメーカーの出店や

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フィンメーカー等サプライヤーの出展

101のバンブーフィンは超軽かった!

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その他フォイルボードやSUPの出展やビンテージボードの即売会なども行われていた。

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シェイピングデモンストレーションの前のトークショーで話す

リッキー・キャロル、ウェイン・リッチ、クリス・クリステンセン( L to R)

このトークショーの中身が中々重要だった。

ウェイン・リッチが言ってたと思ったのだが(うろ覚えだがw)

”サーフボードは各種サーフィンカルチャーの中で一番重要な位置にあるものである”

”サーフボードは楽しむ為のツールであり、

(どんな人が)どんな波で

どのようなサーフィンをしたいかに合わせて作り上げる”

ようするに乗り手主体でサーフボードという物を作り上げなあかんという事なのだが

これが長年やってると意外に難しかったりする。

ボード主体、テクノロジー主体、シェイパー主体、ネームバリュー主体など

気が付くと自分自身ではない他の価値観が主体になっていたりするのだw

これは他の趣味でも起こりうるが、○○オタクになるとこうなりがちだw

また"どんなサーフィンをしたいか?"というのを見つけるのも

自分の場合の話で恐縮だが、ある程度波や板に合わせて乗れるようになると

これの返答が意外と難しかったりする。

ただ”ハルに乗りたい””フィッシュに乗りたい”等ボード主体で考えてしまうw

また技術を身につけたい初心者や試合に勝ちたい競技者等

今後に対しての明確な目標がある訳でもない(年末の目標が無かった事にw)

スタイルという面では太いサーフィンも刻むサーフィンもどっちも好きである。

しかしパドル力やピークの追いかけ等体力低下が原因な部分が劣ってきているので、

今後はそこに注視するようにしよう!

・・・みたいな感じでカスタムボード作りの基本に気付かせて貰っただけでも

今回ここに来た甲斐があったという物だ。

 

またリッキー・キャロルは

アメリ東海岸にシェイパーがいたのか?という所から始まった自分のキャリアで

ボードルームショーでの結果は大きな自信を与えてくれた”と言うてた。

ボードルームショーのシェイピングコンテストで過去に3回優勝した実績

自身のキャリア形成にそれは大きな役割を果たしたのであろう。

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続いてこの3人が一つのブランクスを共同でシェイプする。

これは想像以上にめんどくせー作業だと思う。

サーフボードのシェイプ技法や工程の進め方というのは

サーフィンの乗り方以上に個人差が大きい。

ブランクスにアウトラインを書き、のこぎりでカット。

サイドラインのがたつきを削った後電動プレーナーで固い皮を剥く。

厚みやロッカーをプレーナーで合わせてからサーフォーム等で表面を馴らす。

ボトムを削った後にデッキ側を削りレールを作っていく...

等の基本的な流れはある物の、こっちの方が効率的だ!と感じたら

多少の前後はすっ飛ばして個人の考えで進めていくのがシェイパーなのだ。

またシェイプを教えた師匠と弟子の仕事の進め方が違うという事も普通にある。

なので違う考えを持つ同士が一つの物に対して

衆人環視の中で作っていくというのは相当キャリアを積んでないと無理!

と思ったのであるw

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ガンのブランクスにテンプレートを使ってアウトラインを書き出し

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アウトラインをカットしていく

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カットした角を馴らした後プレーナーで表面の皮を剥いていく

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プレーナーはスキルと日立を併用していた。

プレーナーワークで言えばボードを往復する際の歩数が同じだったりと

釈迦に説法も甚だしいのだがw基本がしっかりしてるなと感じた。

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そしてボードルームショー3xチャンピオンのリッキー・キャロルなのだが

とにかくプレーナーワークが速い!

他の二人の1.5倍位のスピード感で仕事を終わらせている感じだ。

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いちいち厚みを確認しながら削っていないし

事前に頭の中で削るイメージと

実際に削った物のズレが無いということか?

ここまでで3人のトークショーから一時間半程が経過したのでこの場を離れたが

後で再び覗いてみるともうレールをプレーナーで削っていた。

多分リッキーが初めから一人で行えば

一時間以内でシェイプ工程が全部終わっているのかもしれない...

もちろん速い=良い、という事では無いが(コールは逆に時間をかけている)

技術のインパクトいう意味では良い物が得られたのであった。

 

THE BOARDROOM SHOWの今後に

期待する事は?

今回のイベントと比較対象になる存在としてFISH FLYがあると思う。

FISH FLY=Blue=NEKO PUBLISHING

THE BOARDROOM SHOW=NALU=枻出版社

どちらも似たようなキャラクターの雑誌を持つ出版社がバックとなって

イベントを開催している。

出版内容としてはどちらがライトユーザー向けかコア向けか等の

線引きが難しいのだが(車関連ではネコの方がコア向けかも)

イベントに関してはネコパブは規模を拡大する事に

重きを置いているような感を受ける。

だから以前のようなFISH FLYのマニアック的な要素は

もう全く期待できない_( _´ω`)_ペショ

 

じゃあ枻出版社はというとやはり大型イベントもあるのだが

並行して各雑誌単位の小回りが利くイベントを続けているイメージがある。

月刊ライダーズクラブのライディングパーティーなんて

もう何10年続けているんだ?という感じなのだw

つまり枻出版社は間口の広さを持ちつつ固有の文化を成熟させる

余裕と懐の深さを併せ持っていると言っては褒めすぎか?w

なのでTHE BOARDROOM SHOWと言えば枻出版と言えるほどの

コアなイベントとして成熟させて欲しい。

つーかね

NALUがもうちょっとオルタナティブ化して

ボードルームショーにFISH FLY的要素を入れたら?

www

ガレージシェイパーと海外シェイパーの交流とか最近あまり聞かないじゃん :-<

 

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