前回の記事では何故オルタナティブボードが良いか?という事を説明したが
naminorimatome.hatenablog.com今度はそのオルタナ界隈の中で
何故Dick Van Straalenのサーフボードが良いか?
という事を説明させていただきます。
(´・ω・`)
まずは簡単にDVSのバイオグラフィーを紹介させて貰うと
- 1944年にオランダで生まれ、ドイツの占領により故国を追われる
- 1950年にオーストラリアに移住(シドニーエリア)
- 寄宿学校卒業後にビル・ウォレスの元でシェイプを始める(すぐ上達した)
- 60年代にはビル・ウォレスやKeyoなど様々なブランドでシェイプするが、生活が苦しいのでカンタス航空でスチュワードとして働く
- 1969年にバーレーヘッズに引っ越し自らのブランドを始める
- ゴールドコーストの波に適したサーフボードを作り続け、当時の世界チャンピオン達から好評を得る
- その後火事で工場が消失したのでシェイプを辞めて妻とアパレルを始める
- パドルレースのチャンピオンに頼まれ続け、経験もないのにパドルボードを作る(ブローン)。DVSのボードで彼は優勝し、その後8年間破られなかった記録を作る。この後のパドルボードは全てDVSのボードを手本として発展した。
- 当時のオーストラリアジュニアチャンピオン、後のカリスマフリーサーファーであるデイブ・ラスタビッチと出会い、両親が離婚したラスタの父親代わりの存在となる。
- ラスタのフリーサーファーとしての活躍と共に、DVSのサーフボードが再び注目を集める。
- 大ヒット作、Hydro Hullを発表。その他EPSボードやAviso発売以前からフルカーボンボードを発表し、プロやアマチュア問わず誰もが彼のサーフボードの虜となる。
- ラスタが他メーカーに移籍後も交流は続き、10年単位のリピーターや独自のアート性に惹かれた顧客などに支えられ現在もハンドシェイプでサーフボード製作を続けている。
いや~、
簡単に紹介したつもりが長くなっちゃいましたわw
でもこうしてみると結構波乱万丈なシェイプ人生ですね。
それが人としての深みやサーフボードの独創性にも現れていると言えます。
ただ冷静に考えて頂きたい事があるんですが
1981年のサーフムービーのStorm RidersにはDVSの第一次全盛期だけあって
彼のボードに乗ったフッテージも登場するのですが
Storm Riders, Tubular Swells & Bunyrip - Part 1 - Sky TV Extreme Surfing Channel
その頃現役で削っていた人が
まだ現役で削っているって
ありえなく無いですか?wwwww
普通はブランドネームを残してシェイプは弟子に託して引退してますよw
しかも本当に鋸でアウトラインから切ってプレイナーでシェイプしてますからね。
だからDVSサーフボードに乗るという事は
まずその凄さを分かって頂きたいwww
で、実際ハンドシェイプってどうなのか?
マシーンシェイプが悪だとかそういう事ではないし
DVSでも過去はAviso、今でも他社でモールドボードを提供しています。
でもDVSの一番の売れ筋はハンドシェイプのカスタムオーダーだという事です。
それは何故なのか...?
日本でも過去にDVSのサーフボードに乗っていた
熱狂的なファンが未だに数多く存在します。
やはりハンドシェイプのDVSボードに一度乗ると、
その乗り味が忘れられないんですよw
ラスタですら他メーカー移籍後も
ちょくちょくDVSにボード製作を依頼しているぐらいですから。
でも、ハンドシェイプで調子良いブランドは
他にもあるでしょう?
(´・ω・`)
ハイ、確かにありますし私もいくつか確保しています。
それでもDVSは他のブランドとは全く違うと断言できます。
それは何故か?
1、ブランド、モデル毎の主張がすげー!
例えばDVSの中で一番の人気モデルであるHydro Hullは
Fishではなく、あくまでもHydro Hullなんです!
これが他メーカーのFishだと”このモデルは〇〇の流れを汲み...”というように
過去のボードやブランドの影響を受けている事が多いのですが
DVSの場合はそれらの流れからひたすら隔絶しているように感じますw
また、同じブランドの中でもモデル毎の主張が激しく
それがハマるコンディションでは他ブランドでは味わえない楽しさがあります。
DVSのサーフィンに対する最も重要な部分は楽しむことです。
これは彼がそれぞれのサーフボードを作る為の基本です。
2、素材の主張がすげー!
ショートボードでは今や当たり前のEPSですが
オルタナ界隈ではその素材を扱いこなしているブランドは少ないです。
しかもそれがカーボンとなるとほぼ皆無になります。
これらの素材は単に重量が軽いからとか、見た目だけの物ではなく
本当にサーファーに役立つので採用されているのです。
PUにはPUの良さがありますが
EPSやカーボンはPUを超えた
更なる可能性を秘めている素材なのです。
EPSは加速性が良くボードの強度が上がるがしなりも失われず
カーボンは搭載されるボードの種類によって様々な効果を生みます。
以上の項目にさらに興味を持たれた方はこちらをご覧ください。
乗り味については実際乗ってみないと何ともお伝えにくいのですが
今週末にDVSデモツアー
出張レンタルツアーを始めようと思いまして。。。www
海で見かけましたらお気軽に問い合わせください(^^)/
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