ワックスは剥がしたし写真は撮った。
しかし先走って出品するにはまだ早い。
もっと知っとけ高値のコツを。
ヤフオクで一円でも高くボードを売る方法その➂
"リペアを済ませてから出品する”
基本的に要リペアの傷がある板というのはたとえビンテージであっても値が落ちる。
消費者心理で考えれば当然。落札者は買った板にすぐに乗りたいものだ。
逆にいうとリペアさえ済ませておけばそのままの状態よりも値は上がるという事。
しかしここでリペア費用を安く抑えようとしてセルフリペアを行ってはならない。
※出品ボードのリペアはプロに任せる
素人リペアは見た目がよろしくないのでどうしても査定が下がる。
たとえ有名ブランドの板であっても素人リペアの為に
入札が付かないという事を何度も目撃している。
水が入らなければ良い、乗れれば良いというわけではいかないのだ。
考えても見てくれ。
例えばボディーに傷がある中古車でも板金工場で修理した車と
素人が缶スプレーで色を塗り足しただけの車なら
あなたはどちらを欲しくなるだろうか?
また素人リペアの場合はリペア後の処理が十分でなかったりするので
結局またリペアが必要になったりする。
樹脂を塗っただけでサンディングをしてない、またはオーバーサンディングで
リペアの周りからクラックが入ってくる、とにかく不評なリペアキット修理等...
その辺りがプロのリペアと素人のリペアの差である。
”全国発送に対応する”
売る側からすると手渡しが最も楽な受け渡し手段だが
発送に対応していない板というのもどうしても落札価格が落ちる傾向にある。
入札者の絶対数が減るので致し方ないのだが
通常の相場より2割減~半額程度まで落ち込む事もある。これは勿体ない。
高値を期待したいボードなら全国発送に取り組むべき
※梱包資材を入手する
箱無しの状態でサーフボードを買ったのであれば梱包資材を入手しなければならない。
これが結構値段的に馬鹿にならないので、中には梱包材の代金を落札者に請求する
バカ出品者もいるが一発削除の対象になるのでNGである。
そもそも落札金額と送料以外の諸費用を落札者に請求することは
規約で禁じられている。
今は10年前と比べてサーフボードの梱包用段ボールの入手も
配送の手配も相当難しくなった。
だから板を買った時についてきた箱があれば絶対に捨てない事。
昔は業界の知り合いがいれば箱なんてただで入手できたんだけど今じゃまず無理。
段ボールに関しては自分はここから入手した。
プチプチは大粒タイプが良い。
粒が小さいタイプだと何重にも重ね巻いて面倒だったものが
大粒タイプならテールからノーズまで一往復すれば十分保護できる。
ノーズとテールは段ボールを巻いて保護する事。
プチプチロール(エアキャップシート) (#78 大粒)【幅1200mm×35M】 川上産業社製
~箱の中で板が動く場合~
箱の全長がボードと同じくらいの場合→レールに段ボールを噛ませて固定
箱の全長が板よりも明らかに長い場合→箱を板の全長に合わせてカットする
※運送会社の選定
ボードの手渡しをしないと決めているのであれば出品前に運送会社を決めておく事。
大丈夫でしょうと思っていたけど配送する段階になって断られることは普通にある。
梱包済みの箱の縦横高さのサイズと重さを伝えれば、
配送の可否や大体の料金が分かるので必ず確認しておく事。
しかし落札者の住所が分からないと正確な運賃が出ない→入金手続きが遅れるので
ヤフオク出品の場合、運賃は着払い扱いにするのが一般的である。
運送会社の運用ルールは同じ会社内でも地域差が激しいので何とも言えないが
2017年現在自分の居住区内の運送会社のサーフボード取り扱いについては
ヤマト ✖(サーフボード配送から完全撤退)
佐川 △(260サイズまで。保険あり)
福山通運 〇(保険不可。将来的には営業所止めの可能性あり)
となっている。
湘南のように全運送会社サーフボード完全拒否地帯にお住まいの方は
他のエリアの営業所まで持ち込みをしてみてはいかがでしょうか?
(事前に電話確認をお忘れなく)
次はいよいよ高値落札の為のテクニック集、の予定...