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Dick Van Straalenなどを扱うhttps://alternative-mart.com/の情報掲載及びブログ読者のサーフィンライフ向上を共に願うオルタニズムかつミニマリズムなライフハックレコメンドブログ

ツインフィンの魅力を考える

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今日は自宅前がクローズで北上した物の

あまりの強風とあまりの人の多さでサーフィンを断念!

_( _´ω`)_ペショ

帰宅後に手持のボードをフィン属(シングルフィン、ツインフィン等)別に数えてみると

  • フィンレスx1
  • シングル×2
  • ツイン×4
  • 5プラグx1

と、全体の半数をツインフィン(フィッシュ含む)が占める結果となった。

基本手持ちの板はホームポイントで使う事を念頭に揃えているので

ホームポイントの波はツインフィンに向いているとも言える。

最近では宮崎で行われたISAの試合で

ケリーがプロトタイプのツインフィンを使っていたのも記憶に新しい。

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センターフィンやスタビも無い完全なるツインフィン仕様

しかしツインフィンと言えば「抜けやすい」「難しい」など

マイナスイメージで語られる事も多かった。

それがなぜ再び注目を浴びるようになったのか?

まずツインフィンがどのような歴史を歩んで作られたかを

対比になるシングルフィンと併記して大雑把に羅列する。

 

古代サーフボード→復元→ホロー(中空)ボード→トム・ブレイクがフィンを付ける

バルサボード→フォーム&FRPボード→ショートボードレボリューション   

                 (少数のツインフィンが作られるが廃れる)

↓ 

並行して...                

ボブ・シモンズがツインフィンを作る→スティーブ・リズがフィッシュを作る

→リノ・アベリラが作った改良フィッシュを見たマーク・リチャーズが

フィッシュではないツインフィンを作る→ツインフィン全盛期を迎える

www.youtube.com

この誕生までの複雑な歴史で着目すべき点は

・ツインフィン自体の登場は早かったのだがシモンズが偏屈だった為

そのアイディアが世に広がる事は殆ど無かった。

・フィッシュはシモンズよりは世に広がったが

時代の主役は年々長さが短くなるシングルフィンボードだった。

・しかしマーク・リチャーズがIPS四連覇を果たした自作のツインフィンは

アウトラインも含めて現代ショートボードへの架け橋になった。

 

じゃあツインフィンはシングルフィンに比べてどう変わったのかというと

  • ショルダーに張り付きやすい
  • 回転性が上がる

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これは船の舵の向きとその後の船の動きを表した図だが

これがサイドフィンのトーイン方向に付けられた角度の効果を表している。

フィン自体にあらかじめ旋回角度を付けているので

ボードの旋回方向に加重する従来のターン方法と組み合わせると

より高い旋回性能が引き出せる。

しかし当時のツインフィンはこの角度設定やフィンそのものが未完成であり

これが前述したマイナスイメージの評価に繋がっている。

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左が当時物のツインフィンモデルで右が現代製作の物だが

当時物のフィン取り付け位置はややストリンガーよりでトーインもきつい。

乗ってみると分かるのだがショルダーの食いつきが甘かったり

内向きの角度が強すぎて抵抗が大きく、失速しやすかったりする。

現代のツインフィンモデルはこの辺りが改良されているので

当時のネガは払拭されている。

ビンテージのツインフィンは魅力的だが、乗るにはメカニズムの理解が必要である。

 

その後ツインフィンは巨体のサイモン・アンダーソンが開発したトライフィンにより

シーンから駆逐されていったのだが

様々なボードがリバイバルする流れに従いツインフィンもまた復活し

現在は新たな潮流に乗ろうかという気配をも感じる事が出来る。

そんなツインフィンの魅力を考えると

  • ボード中央の水の流れが良い
  • 厚い波やレールオフ時に失速しにくい
  • テール幅を広げたボードとの相性が良い

まずセンターフィンが無いのでボードの水の流れをストレートに引っ張る事が出来る。

当時は切り返しを良くする為だけのveeボトムしかなかったのだが

意外にもボンザー系のボトムシステムとの相性が良い。

センターフィンが無い事により、

場合によっては本家のボンザーよりも速さを感じる事もある。

 

またシングルフィンやトライフィンはカットバックでレールを切り返す際

厚いショルダーに出ると常にセンターフィンが刺さっているので失速しやすいのだが

ツインフィンにはその抵抗を軽減できる。

そしてテール幅を広げても常にレールサイドにフィンがあるので

ターンの反応は速い。

テール幅を広げられるという事はより多くの波の力をキャッチ出来るので

小波に合わせたボードを作る事が出来る。

 

トータル的に考えると不規則なビーチブレイクでスピードを保ちながら

反応が速いライディングを目指す場合ツインフィンは相性が良い。

そもそもMRもハワイサイズの小波(ダブル位w)でのコンテストシーンの為に

ツインフィンを開発したわけなのだから。。。

 

と言う訳でツインフィンの魅力について語ってみた訳だが

なるべく先入観を持たずにありのままを受け入れた方が

色々なボードを楽しめまっせ!

 

 

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Captain Fin Co. Tyler Warren Twin Especial サーフボードフィン | ツインタブ | 2フィンセット | コーヒー

 

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